榊 莫山氏より推薦文
外林省二の墨象は、
はなやかである。 墨だけでもはなやか、 色が加われば、 燦燦たる世界が展開する。 そのはなやかさのなかから、 外林省二の詩情がこぼれおちる。 そのユニークさが、 外林の作品をきわだたせている。 きっと、見る人たちに 強い印象を与えることだ、と思う。 盛会を祈ってやまない。 |
外林省二の造形は、
五十歳を通過して、 いよいよ面白くなってきた。 ○△□(まる・さんかく・しかく)とか、 凹とか凸とかが、散ったり寄ったりしながら、 色の彩りとからみあって、 不思議なムードをつくりだす。 それが、宣紙というにじみのきつい紙の上で、 ということもあるし、 彼の楽しげな解析から、 ということもある。 ますますの展開を、かげながら祈っている。 |
榊 莫山 参考:Wikipedia