省二ノコトノハ 因縁生起
五十五年の歳月
数え切れない方々に出会い
現在の己が存在している事は重々知っている。
今 この五十五周年の作品制作にあたり筆を手にする瞬間過るものは
今の己を支えてくれる人が己の魂を包み込んでくれる。
ありがたい 感謝する。
己独りの力は限りがある。
己を表現できることで
この心を伝えたい。
ありがとう。
三歳 記憶らしい記憶もなく 古い写真から当時をたどるだけ
しかし初めて白い紙に黒い水つけ手に持てないくらいの棒を持ち
一二と書いたことは鮮明にある。
今でも夢にみることがある。大きな棒が筆であり黒い水が墨汁である。
白い紙に自分の手で自分の自由に現せた喜び
楽しさに夢中になったことは昨日のようである。
黒い塊を手にして優しく話し掛けながら擦りおろす芳香に包まれ独りの世界に
我ただよう
筆に含ませ紙の上にのせたとき墨となる
心象を写し出す無の世界に吸い込まれ我喜び叫ぶ
数え切れない方々に出会い
現在の己が存在している事は重々知っている。
今 この五十五周年の作品制作にあたり筆を手にする瞬間過るものは
今の己を支えてくれる人が己の魂を包み込んでくれる。
ありがたい 感謝する。
己独りの力は限りがある。
己を表現できることで
この心を伝えたい。
ありがとう。
三歳 記憶らしい記憶もなく 古い写真から当時をたどるだけ
しかし初めて白い紙に黒い水つけ手に持てないくらいの棒を持ち
一二と書いたことは鮮明にある。
今でも夢にみることがある。大きな棒が筆であり黒い水が墨汁である。
白い紙に自分の手で自分の自由に現せた喜び
楽しさに夢中になったことは昨日のようである。
黒い塊を手にして優しく話し掛けながら擦りおろす芳香に包まれ独りの世界に
我ただよう
筆に含ませ紙の上にのせたとき墨となる
心象を写し出す無の世界に吸い込まれ我喜び叫ぶ